第2巻の説明&感想

 2巻はクソメガネことガクトとバイオレンスな花ちゃんのターンです。この巻から作画も安定し始めて、安心して作品を楽しめるようになります。練馬一の知将としてガクトの存在が一気に大きくなり、看守と受刑者の心理戦が展開が見どころとなります。
 プリズンスクールの面白い所は、キャラクター同士の思い違いや聞き間違いの仕方で、この巻ではシンゴがキヨシとガクトの事をゲイだと勘違いしてしまいます。まあその過程は本当に下らなくて面白いんですが、高校生らしさをよく描いていると思います。そもそも、そのような状況になった原因が脱獄計画で二人が密な仲になったからなのですが、これから  看守 対 受刑者 の構図が強くなっていきます。実はキヨシの脱獄計画がガクトにばれて話が一気に進展するのですが、キヨシはガクトに脅されていると勘違いしてガクトを手持ちのフォークで消そうとしてしまいます。(ここ、学園が舞台だよね・・・)
 まあそうやって何やかんやしつつ二人は副会長の目を盗みつつ、キヨシは花ちゃんとの修羅場(濡れ場?)を潜りながら、脱獄の準備を推し進めていくのです。脱獄計画といってもキヨシと千代ちゃんのデートの時間を稼ぐことが目的ですが、その一環でガクトは3年間の学生生活を代償にある物を手入れます。これまた面白いんですよ。
 
 ・・・そういった感じで2巻も本当にお下劣ですがとても面白いです。ぜひ皆さんもプリズンスクールの真骨頂を味わってみてください。

※これからも本書のレビューを書いていく予定です。皆さんも作品のご感想等があれば、ぜひこの記事のコメントに書き込んじゃってください。お願いします。